医療保険のご加入を考える上で、公的医療保障ではどこまでカバーできるのでしょうか。
病気やケガで入院をした場合、医療費だけでなく差額ベッド代や食事代、生活雑費、先進医療費など、さまざまな費用がかかります。
入院や通院、手術に伴い公的医療保障で賄われる部分、自己負担する部分、また医療費以外に必要な費用はどのようになるのかを理解しておきましょう。
入院にかかる主な費用と公的医療保障内容
公的医療保険の加入が義務付けられているため、70歳未満の人が入院した場合、一回の入院にかかる自己負担額は、「医療費の3割 + 医療費以外の出費」です。
もちろん、病気やケガの種類、入院する病院によって費用は異なりますが、入院にかかる一般的な費用項目は以下となります。
入院にかかる費用:
入院基本料、食事代、差額ベッド代、先進医療費、日用品費用、入退院通院交通費など
「高額療養費制度」「傷病手当金」について
公的医療保障では、入院時の医療費の負担を保障する制度として「高額療養費制度」「傷病手当金」があります。
高額療養費制度とは、個人の所得によって1ヵ月間の医療費の上限額が決められていて、その上限を超えた分の払い戻しが受けられます。
傷病手当金は、働けない期間の所得を保障します。傷病手当金について詳しくは、2023年3月21日のトピックスをご参照ください。