就業不能保険とは?
就業不能保険は、「病気やケガで長期間働けなくなったときに備える保険」です。
働けない期間の生活費をサポートしてくれるもので、毎月のお給料のように給付金を受け取れるタイプが一般的です。一時金や年金として受け取る形式もあります。多くの場合、保険期間は一定の年数で区切られている「定期タイプ」が主流です。
・公的な支援制度もある
実は就業不能のリスクには国の制度(公的保障)でもある程度対応できます。以下の2つが代表的な制度です:
◯ 傷病手当金
会社員や公務員の方が対象で、病気やケガで働けなくなり給与が出ない場合に、最長で1年6ヶ月間、給付を受けられる制度です。健康保険に加入している方が対象となるため、自営業やフリーランスの方は対象外です。
◯ 障害年金
病気やケガによって障害が残った場合に支給される年金です。
障害基礎年金(国民年金加入者向け)
障害厚生年金(厚生年金加入者向け)
会社員や公務員は両方を受け取れる可能性があり、自営業やフリーランスの方は「障害基礎年金」のみが対象になります。原則として、障害状態が1年6ヶ月以上続いた場合に支給されます。